海外/国内プロジェクト

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東/東南アジア

サウスバンコク複合火力発電所
東南アジア複合火力発電2017年
案件名
サウスバンコク複合火力発電所リプレースメント案件
地域
タイ王国 サムット・プラカーン県
客先
タイ王国電力庁
発電容量
600MW × 2
丸紅は、独シーメンス社及び同社タイ現地法人(以下「シーメンスグループ」)と共同で、タイ王国電力庁よりサウスバンコク複合火力発電所リプレースメント案件を2017年に受注しました。
本件はバンコク近郊、チャオプラヤー川沿いに位置する現在稼働中の旧式の火力発電所を、高効率で環境負荷が小さい複合火力発電所にリプレースするもので、設計、調達から土木・据付工事、試運転までを手掛けるフル・ターンキー契約です。
ガスタービン・蒸気タービン、発電機、排熱回収ボイラー等の主要機器はシーメンスグループが納入し、関連補機の調達や土木設計、土木・据付工事等を丸紅が取りまとめを行いました。
チャナ複合火力発電所案件
チャナ複合火力発電所
チャナ複合火力発電所案件
ワンノイ複合火力発電所
東/東南アジア複合火力発電2011年
案件名
(1)チャナ複合火力発電所2号機
(2)ワンノイ複合火力発電所4号機
地域
(1)タイ王国 ソンクラ県
(2)タイ王国 アユタヤ県
客先
タイ王国電力庁
発電容量
(1)782MW
(2)769MW
丸紅はタイ電力庁より2005年にチャナ複合火力発電所1号機建設案件、その後2006年に同国にてバンパコン複合火力発電所第5号機拡張案件をSiemens社と共同受注しました。丸紅のタイ王国における豊富な納入実績に加え、両社の価格並びに技術面が高く評価され、2011年のチャナ発電所第2期拡張案件、ワンノイ複合火力発電所4号機拡張案件の同時受注に結びつきました。
機器納入及び土木据付工事を含むフルターンキーにて、主機であるガスタービン・蒸気タービン及び発電機はSiemens社が自社製品を納入、排熱回収ボイラーや補機関連、土木据付工事を丸紅が取りまとめました。
環境にやさしいタイ国産天然ガスを燃料とし、大型ガスタービンの廃熱を回収して有効活用する高効率の複合火力発電所です。両案件は同国の南部及び中心部への電力安定供給に貢献しました。
タンバロロック複合火力発電所
東南アジア複合火力発電2017年
案件名
タンバロロック複合火力発電所ブロック3案件
地域
インドネシア共和国 中部ジャワ州スマラン
客先
インドネシア・パワー社
発電容量
780MW
丸紅は、General Electric(以下「GE」)、PT Hutama Karya(Persero)(以下「HK」)と共同で、インドネシア国有電力会社の100%子会社であるインドネシア・パワー社(以下「IP」)より、タンバロロック複合火力発電所 ブロック3 案件に関わる、設計、調達から土木・据付工事、試運転までを手掛けるフル・ターンキー契約を 2017 年 に受注しました。ガスタービン・蒸気タービン、発電機、排熱回収ボイラー等の主要機器はGEが納入し、土木工事をHKが担当、関連補機の調達や土木設計、据付工事等を丸紅が取りまとめを行っております。
本案件は中部ジャワ州スマランに位置する既存発電所内に新規複合火力発電所を建設するもので、2023年中の完工を予定しています。
また、本案件はIPによる過去最大規模の開発案件であり、本案件を通じてIP並びにインドネシアとの良好な関係を維持・発展し、今後も同国での安定した電力供給及びインフラ基盤強化への貢献を目指します。
ルムットバライ地熱発電所
By Courtesy of PT Pertamina Geothermal Energy
東南アジア地熱発電2014年
案件名
ルムットバライ地熱発電所1号機
地域
インドネシア共和国 南スマトラ州ムアラエニム県
客先
プルタミナ・ジオサーマルエナジー社
発電容量
55MW × 1
丸紅は東芝株式会社と協調し、プルタミナ・ジオサーマルエナジー社より総出力約55MWのルムットバライ地熱発電設備建設一式を2014年に受注しました。建設資金はJICAの円借款で賄われています。本案件は世界最大級の地熱発電ポテンシャルを持つと言われているインドネシアにおいて、旺盛な電力需要の伸びに対応するためにインドネシア政府が2010年~2014年の間に計画されていた1万メガワットの新規電源開発計画のうちの一つでした。環境負荷の少ない地熱発電所を南スマトラ州ムアラエニム県に建設することで、同国の安定的な電源の供給へ貢献いたしました。

南西アジア

ビビヤナ3複合火力発電所
南西アジア複合火力発電2015年
案件名
ビビヤナ3複合火力発電所
地域
バングラディシュ シレット近郊
客先
バングラデシュ電源開発公社
発電容量
400MW
バングラデシュ電源開発公社より、総出力約400MWのビビヤナ複合火力発電設備建設一式を、フルターンキー案件として受注しました。建設資金は国際協力銀行(JBIC)のバイヤーズクレジットが供与されています。発電設備一式の納入及び土木据付工事を含むフルターンキー契約で、主要機器であるガスタービンを三菱重工業、ガスタービン発電機を三菱電機、蒸気タービン並びに発電機を富士電機からそれぞれ調達し、2021年に完工し現在保証期間中です。 バングラデシュでは、慢性的な電力不足及び経済発展に伴う新たな電源開発が多く計画されています。当社は今後も同国の電力不足の緩和、インフラ整備、経済発展に貢献していきます。
ベラマラ複合火力発電所向け長期サービス契約
南西アジアその他2018年
案件名
ベラマラ複合火力発電所向け長期サービス契約
地域
バングラデシュ クシュティア近郊
客先
北西部発電会社
バングラデシュ政府傘下の地域電力公社である北西部発電会社より、ベラマラ複合火力発電所向け長期保守サービス契約を受注し、2018年8月に契約を締結しました。
当長期保守サービス契約は、主機メーカーである三菱重工と共に約6年間に渡り、発電所の遠隔監視や、発電所の基幹部分であるガスタービン、蒸気タービン、発電機等の定期検査を実施するものです。
ベラマラ複合火力発電所は、ダッカ西方約150kmのクシュティア県ベラマラ地区に位置する出力約414MWの発電所であり、本契約により定期検査と必要部品の交換を行うことで、長期にわたる発電効率低下の防止と発電所の持続的な安定稼働をサポートするものです。

中東

400kV高圧地中電力ケーブル敷設契約
400kV高圧地中電力ケーブル敷設契約
中東その他2010年
案件名
400kV高圧地中電力ケーブル敷設契約
地域
アラブ首長国連邦
客先
アブダビ送電送水会社
本案件は丸紅とビスキャスがコンソーシアムを組成して地中ケーブルの製造、納入、据付をアラブ首長国連邦 アブダビ首長国:アブダビ送電送水会社から一括して請け負い、2021年8月に完工致しました。本案件は、発電施設があるサスアルナキール島から新たな首都の関連施設が建設される予定のマハウィ地区、及び工業地帯であるムサファ地区を400kVの高圧地中ケーブルで結ぶものであり、総ケーブル長は約200kmになります。アブダビ首長国においては狭いアブダビ島内に集中していた首都機能をマハウィ地区に移転する国家事業を推進していますが、本件の完工に伴いこの事業の障害になっていた既存の架空送電線を撤去する事が可能になりました。
また丸紅・ビスキャスコンソーシアムはこれ以前にもアブダビ中心部に近いルーブル美術館の分館があるサディヤット島への給電を担う400kV高圧地中ケーブル案件(総ケーブル長80km)やアブダビ首長国西部のリゾート島:サーバニヤス島への給電を担う132kV高圧海底ケーブル案件(総ケーブル長26km)を同様のスキームにて成功裏に完工させた実績があります。

アフリカ

オルカリアI地熱発電所
アフリカ地熱発電2018年
案件名
オルカリアI地熱発電所6号機
地域
ケニア共和国 ナクル県オルカリア地区
客先
Kenya Electricity Generating Company PLC(KenGen)
発電容量
70MW
本案件は、丸紅にとってアフリカにおける初めての地熱発電所建設案件であり、既存のオルカリア I 発電所内に第6号機をフルターンキーで建設したものです。蒸気タービン、発電機等の主要機器は富士電機株式会社から調達し、2022年7月に完工しました。また、資金は独立行政法人国際協力機構による円借款、及び欧州投資銀行の融資が供与されています。
地熱電源は温室効果ガスの排出量が少なく、且つ天候に左右されずに安定的な発電が可能であることから、現在ケニアにおいて、総発電量の約46%を担う、重要なベースロード電源となっています。
ケニアでは、ピーク時の電力需要が毎年平均約5%成長しており、丸紅は本契約履行を通し、ケニアの旺盛な電力需要に応え、同国の経済発展に貢献しています。

日本

秋田・能代洋上風力発電所建設管理契約・運転管理契約
日本洋上風力2020年
案件名
秋田・能代洋上風力発電所建設管理契約・運転管理契約
地域
(1)秋田県秋田市
(2)秋田県能代市
客先
秋田洋上風力発電株式会社
発電容量
(1)4.2MW × 13基
(2)4.2MW × 20基
合計約139MW
丸紅は2016年4月に特別目的会社「秋田洋上風力発電株式会社(以下「AOW」)」を設立、以後共同事業実施者12社のAOWへの出資参画を経て、日本国内で初の商業ベースでの大型洋上風力発電事業となる着床式洋上風力発電所及び陸上送変電設備の建設・保守・運営を行うプロジェクトを実施しています。
本案件では、当社が2020年2月にAOWと建設管理契約を締結し、同プロジェクトの建設管理(工程、予算、安全、品質管理等)を担い、2023年1月末より全面的なの商業運転開始を達成しました。
洋上風力発電は再生可能エネルギー発電の主力としての成長が期待されており、当社は国内に留まらず洋上風力発電の建設・運営業務への参画を引き続き積極的に検討し、世界の気候変動対策への取組みに貢献していきます。
東北電力 震災復興対応用ガスタービン発電緊急買い付け案件
日本その他2011年
案件名
東北電力 震災復興対応用ガスタービン発電緊急買い付け案件
地域
新潟県北蒲原郡聖籠町
客先
東北電力 東新潟火力発電所
発電容量
25MW × 2
本案件は2011年3月11日に発生した東日本大震災対応の緊急買い付け案件です。
東新潟火力発電所構内に移動用ガスタービン発電機(出力:2.5万KW級)2台をターンキー契約(機器の調達、据付、試運転調整)にて受注しました。丸紅が持つ商社機能を最大限に活かし、米国GE社より移動型ガスタービン設備2台を通常であれば海上輸送するところを、事態の緊急性に鑑み、異例の空輸で調達。ガスタービン発注から3ヶ月、現場納入後1ヶ月という超短納期で完工することに成功しました。
当社の納入した設備は震災復興に貢献するとともに、復興後もピーク時の非常用電源として活用されました。
丸紅パワー&インフラシステムズ株式会社