社長メッセージ

電力の安定供給や交通インフラの構築を通じ、人々の生活を支え、世界の発展に貢献します。

代表取締役 室家 健

当社は1985年の創業以来、丸紅株式会社(以下「丸紅」)と共に海外電力プロジェクト案件の受注から引渡しまでを包括する海外電力プロジェクト建設請負の専門商社として成長して参りました。2020年度には社名を丸紅パワー&インフラシステムズ株式会社に変更し、交通インフラ分野にも事業領域を拡大、丸紅グループ内での海外インフラ建設に関するノウハウや知見を集約して参りました。

そして、2025年。当社は創業40周年の節目を迎えるにあたり、新たな船出を決意いたしました。これまで培ってきた電力・インフラ建設請負ビジネスの経験と実績を基盤としつつ、今後はよりグループとしての収益拡大に貢献すべく、丸紅が保有する海外電源資産の管理及びIPP事業の開発ビジネスに軸足をシフトしていく大きな方向転換を進めて参ります。

2025年3月末時点において、丸紅の海外発電プラント建設・納入実績は世界56カ国で112,444MWにおよぶ業界随一の実績を有する一方、世界18カ国でGross(※1)33,038MW、Net(※2)11,123MWの電源資産も保有しています。今後は、これまで丸紅本体が担ってきた電源資産の管理及び開発ビジネスを当社が順次手掛けていく計画です。

また、この4月に丸紅において旧電力本部と旧インフラプロジェクト本部の統合によって新たに「電力・インフラサービス部門」が創設されました。同部門では、電力・水・ガス・交通分野など各種インフラ事業を担い、電力分野においては卸売・小売や様々なサービスの提供に新たな商機を見出す方針です。当社は電源資産の管理・新規開発を担うことで、丸紅グループの電力事業運営の効率最適化を目指す方針です。

当社はこれまで、海外インフラ建設の専門家集団として、プロジェクトマネジメント能力を磨き、世界各国のお客様の期待と信用に応え続けることで、豊かな未来と世界の発展に貢献するべく努めて参りました。その想いを失うことなく、これまでの知見や経験に基づく自らの強みをさらに発展させ、これからの挑戦においても社会に対して新たな価値を創出して参ります。

代表取締役社長 後藤 広樹

(※1) Gross : 総発電容量  (※2) Net : 丸紅の持分発電容量

丸紅パワー&インフラシステムズ株式会社