社長メッセージ

電力の安定供給や交通インフラの構築を通じ、人々の生活を支え、世界の発展に貢献します。

代表取締役 室家 健

当社 は1985年に誕生以来、丸紅株式会社と共に海外電カプロジェクト案件の受注、機器調達、建設、試運転、引渡しまでを包括する海外電カプロジェクトの専門商社として成長して参りました。電力は今日の文化的生活、産業活動を支える最重要基盤であり、その安定供給は世界各国政府の最も重要な政策の一つに必ずあげられております。

2022年3月末時点に於いて、丸紅の電カ本部は世界21カ国でGross(※1)38,745MW、Net(※2)12,022MWの発電資産を保有する一方、海外発電プラント建設・納入実績は世界56カ国で112,444MWにおよぶ業界随一の実績を誇っておりますが、当社は丸紅の海外発電プラント受注・建設・納入業務を一括して担っております。

また、2020年度には社名を丸紅パワー&インフラシステムズ株式会社に変更し、交通インフラ分野にも事業領域を拡大しており、丸紅グループ内での海外インフラプロジェクトに関するノウハウや知見を集約し新たな価値を創造しています。更に、昨今のビジネス環境でも注目されている脱炭素化の潮流を踏まえ、丸紅の中期経営戦略GC2024では「グリーン事業の強化」を掲げていますが、当社においても現在取り組み中の洋上風力発電プロジェクトや環境に優しい鉄道案件をはじめとして、グリーン事業の強化を図って行く方針です。

海外インフラプロジェクトは商談開始から引き渡しに至るまで長期間に及びます。携わる関係者も機器メーカー、エンジニアリング会社、建設会社、物流会社など多岐に亘り、大型プロジェクトにはファイナンスが必要とされるケースも多数あります。その結果、海外インフラプロジェクトの取組みには様々なノウハウやリスクへの備えが必要となりますが、更に近年はパンデミック、政情不安、軍事的緊張等に起因する、予測困難な新たなリスクも発生している市場環境です。かような複雑な情勢下に於いて不可欠な能力は、極めて高度な商務・技術知見と、豊富な経験に基づき柔軟にプロジェクトを取り纏め、お客様にお届けする総合的な履行能力=プロジェクトマネジメントカです。

当社は海外インフラプロジェクトの専門家集団として、プロジェクトマネジメントカを更に磨き、世界各国のお客様の期待と信用に応え続けることで、豊かな未来と世界の発展に貢献して参ります。

代表取締役社長 後藤 広樹

(※1)Gross : 総発電容量  (※2)Nets : 丸紅の持分発電容量

丸紅パワー&インフラシステムズ株式会社