ミャンマー電力発電公社よりタケタ複合火力発電所改修案件を受注

2017.11.01

丸紅パワーシステムズ株式会社(代表取締役社長:室家 健、以下、「MPSC」)は、ミャンマー電力発電公社(Electric Power Generation Enterprise、以下、「EPGE」)よりタケタ複合火力発電所改修案件(以下、「本プロジェクト」)を受注し、10月31日に契約を締結しました。改修後の出力は約66MW、受注金額は約25億円です。本プロジェクトの資金は日本政府の円借款によって賄われ、2016年4月のミャンマー政権移管後、電力セクターにおいて初めて締結された円借款契約となります。

本プロジェクトは、ヤンゴン市内のタケタ地区に位置するタケタ複合火力発電所(既存発電所の出力:現状約24MW)のガスタービン及びガスタービン発電機を改修し、より高い出力・効率を実現するものです。MPSCは、設計・調達から据付工事、試運転までを請け負い、2019年10月の完工を予定しています。ガスタービン関連パーツはGeneral Electric International, Inc社(米)及びGE Global Parts & Products GmbH社(スイス)より、ガスタービン発電機関連パーツは三菱日立パワーシステムズ株式会社より調達する予定です。

タケタ複合火力発電所は、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)が1990年に先ずガスタービン単体の天然ガス焚き発電所として建設し、1997年に排熱回収ボイラー、蒸気タービン及び発電機を加え、複合火力化を請け負った発電所です。本プロジェクトは、ガスタービン及び発電機をそれぞれ改修し、最新の技術を活用することでより多くの出力(ガスタービン単体3基合計:約66MW)を確保するものです。

MPSCは丸紅と共にミャンマーで数多くの発電所を建設した実績を活かし、今後もミャンマーの安定した電力供給に貢献していきます。

以 上


<EPGE概要>
会社名:Electric Power Generation Enterprise
設立:2016年4月
代表者:Mr. Khin Maung Win
沿革:2016年4月に発足したミャンマー新政府の下、電力省とエネルギー省が合併し、電力エネルギー省を設立。同省の下、電力発電公社として、設立された。

<案件概要>
案件名:タケタ火力発電所改修案件
客先:EPGE
資金:日本政府円借款
プラント構成:ガス火力発電所改修工事契約一式(ガスタービン及び発電機各3基、改修後合計出力:約66MW)
受注金額:約25億円
建設予定地:ヤンゴン市内タケタ地区
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丸紅パワー&インフラシステムズ株式会社